パーフェクトブルー、とらドラ

パーフェクトブルー
今敏。HD内にはパプリカ、TGF、千年女優妄想代理人(つまりパーフェクトブルー以外の今作品全部)があるにもかかわらず、旧作半額セール中のTSUTAYAで借りてきて見ました。
まだ頭の中で整理が付かなくて、納得できないところも多々あるけど、とりあえず、完全にミステリーだった。これよりも型から外れたミステリーなんていくらでもあると思います。サークルの鑑賞会に持っていくには、ちとエロ過ぎる気がしないでもないけど。
良いレイアウトって何だろう、ってずっと考えながら見ていたんだけど、結局よくわからなかった。でも画面の中に鏡を配置して、被写体を変な角度に(物理的には正しい)写し込む、というのが頭のおかしい(もちろん良い意味で)レイアウトだということは良くわかった。作画も、自分がどうこう言うのが申し訳なるくらい素晴らしかった。師匠パートすげー浮いてました。
作画とレイアウトをDVD特典として見ることが出来るのは、かなり美味しい特典でした。そうか、こういう特典もあるのか、と何故か納得してしまった。一枚一枚印刷してパラパラしたい。
とらドラ#23。ヤスコが倒れて竜児が取り乱す回。夜なべでチョコ作りする大河のほのぼのパートからの超スピード展開には驚いた。今までがゆったりまったりしすぎていたので余計に。大河北村、竜児みのりんカップリングはもう忘却の彼方へと追いやられてしまってるみたい。会長の回以降影の薄かった北村がこの場にいることになんとなく違和感。
作画はラストみのりんに問いつめられる大河が良かった。みのりんの髪なんかだいぶ特徴的だったのに、原画クレジットに有名な名前が無かったのがこの回一番の驚き。演出はイマイチ。Aの作監に特徴あるなあと思ったら、グレンで作監やってた本村晃一さんでした。
■#24。告白。1つ前の告白をすっ飛ばした感じがしますがきっと気のせいでしょう。あと1話あるのがとても怖い。
■#25。最終回。ヤスコのあたりはちょっと急ぎ足な気がしたけど、ラストは超王道展開で、普通にほんわかした気分になってしまった。色々思うところはあるけど、このまましまっておくのが良い気がしたので、このまま了。亜美さんは結局何しに来たんだろう。