ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団

「サタンクロースってのはどうだろう。サンタクロースをもじったんだ」
http://www.amazon.co.jp/dp/B000K4WM0C


見てきました。旧版は見てないです。でも旧版が評判いいのは知ってました。
思いつくがままに感想を書いてみます。ぐだぐだです。
以下ネタバレしてるかもしれませんので注意。


細かい展開についてはツッコミどころもいくつかありましたけど、そういうのは気にせず見るアニメなのだと思い込むようにして見ました。ラストも素晴らしいし、ていうか泣くの必死に堪えたし。そんなに数を見ているわけじゃないですけど、今まで見たドラ映画の中では一番好きです。たぶんソフト買います。あでも天国、天使というワードへの違和感はちょっとありました。

リルルの「いくじなしっ!」あたりのシーンがすごい好きです。あののび太との掛け合いのシーン、場所が地下鉄への入り口なのがまたいいなあと思ったんですが、原作、旧版ではどうだったんだろう、とちょっと気になってます。

リルルがエロいというのも聞いて知ってて見たんですけど、それよりもしずかちゃんがテレビの数倍可愛くて悶えました。
水着のシーンとかエロくてよかったですね。水着のシーンにあった足元のカメラをまたいでいくカットもエロいんですが、そのちょっと前に同じようなピッポ視点のアングルでママのスカートの中が見えそうになるカットがあって、しずかちゃんのそれを見たときにママのそれと重なってしまって非常にアレでした。

ドラ映画って全然別の世界が舞台のイメージがあったんですが、今回は鏡面世界という別世界ではあれど、見た目は普段の日常の世界で、それがすごく個人的にツボでした。ドラ映画って、学校や通学路、部屋なんかが、テレビでは「ドラえもんの中の」学校や通学路っていう感じの描写なのに、映画だと「ただの」学校や通学路に見えるんですよね。あれがすごい好きで。

ザンダクロスのデザインはやっぱりちょっと古くて、自分はあんまり惹かれなかったんですが、それでも(話の展開補正があったかもしれませんが)最後の敵の戦艦と戦うあたりのザンダクロスの作画が凄まじく凛々しくて、映画の中では群を抜いてかっこ良かったです。
というか意外だったのが、あのデザインでアクロバットをやってたこと。子供のロボット=いわゆるスーパーロボットというイメージがあって、ロボットらしい重量感のある動きをするのかなと思っていたら、人間みたいに走って飛んでて驚きました。たぶんしずかちゃんを連れて鏡面世界にきていたシーンだったと思いますが、あのバク転や背面跳び(やってましたっけ・・・)の動き軽さはエヴァを思い出したくらい。
それからのび太が最初にザンダクロスに乗り込むシーンで、コクピットの大きなモニタから街を見下ろす構図がさっと入るのが好きです。あれはロマンですよね。男の子はたまらないと思います。

最初ののび太の手に揉まれてウネウネと変形するドラえもんの顔がすごい印象に残ってます。あの辺りの芝居はすごくよかった覚えも。作画はずっとよかったはずなんですが、話が進むにつれて話にのめりこんでいってしまって中盤以降はあんまり覚えてなくて。それでもエフェクトが入ると「おっエフェクト」と一瞬我に返ったりしてました。

鏡面世界でのび太ドラえもんが最初にロボット兵に追い掛け回されるとこの攻撃エフェクト、ビームだか爆発だか覚えてないのですけど、エフェクトの周りにキラキラしたのがちらつくやつ、あれかっこいいですよね。何を表現したものなのか分からないのですけど。そういえば関係ない話で(似てるかどうかは分からないけど)、トップ2の吉成さんのパート(トップ2全体でだったかもしれない・・・あやふや・・・)でもキラキラしたエフェクトがあったと思いますけど、あれはエーテルとの摩擦によって生じた光だっていう理屈があったようななかったような・・・。

あとはピッポの歌。歌ランカや歌バサラみたいに、歌専門のキャスト・歌ピッポがいるのかなあと思ってたらしゅびっちご本人で驚きました。ちゃんと女の子の声で歌うんだなあと。歌といえば、ドラミちゃんというか千秋さんも挿入歌歌ってるんですよね。これもEDまで気付きませんでした。


今回改めて思ったのは、子供向け映画は一緒に見てる子供の反応を見れるのがいいなあ、ということ。子供がどこで笑ってどこで飽きるのかがわかるのって面白いですね。なるべく映画館に行こうと思いました。