虫の鳴き声の変化で時間を感じる、とか風流な
深夜ですが、眠くない、寝たくない、やることもない、やる気もない、の凄惨きわまりない連鎖中。夕飯に食べたカレーが異様に不味かったのが原因ですたぶん。明日は上手いもん食べよう。
「異国迷路のクロワーゼ」が予想以上に面白かった。
もともと武田日向さんは好きだったんです。「GOSICK」で知って(小説はあまり好きじゃなかったですけど)、「やえかのカルテ」もすぐ揃えました。背景とか服とかの描き込みがすごく丁寧で、あとカラーイラストでは色使いが好きです。
物語は、日本からイギリスの工芸店へ奉公に出た、控えめで一生懸命な女の子の話。いわゆる一つの萌え漫画です。
やっぱり目立つのは緻密な描き込みで、ページの1/6程しかないコマまでしっかりとした構図と背景で、小物もびっちり。街並みは写真みたにリアルで、山田章博の絵に似てると思いました(トーン使ってないカットは特に。こういう技法があるんかも)。
ドレスのデザインとか着物の柄とかいちいち凝ってて、細かい柄までちゃーんと描かれてるんですよね。服の皺も凄い。可愛い服が大好きな自分にとっては眼福ものですけど、好きじゃないとやってらんない作業量だと思います。
異国迷路のクロワーゼ 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2)
- 作者: 武田日向
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(富士見書房)
- 発売日: 2007/12/08
- メディア: コミック
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服にこだわってる漫画とかアニメって、それだけで好きになれます。やっぱいつも同じ服じゃつまらないですよね。毎回違ったら最高ですけど、普段制服で私服にいくつかパターンがあるだけでも全然違います。ぱにぽにのベッキーとか毎回服違いましたよね。苺ましまろも地味に凝ってます。メジャー所しか出てこないのが悔しい。
自分はどうやら中世〜ちょっと古めの近代ヨーロッパが好きみたいです。時代設定的に。飛空挺とかも入るので、ゴシック趣味とはちょっとずれるかも。この頃の建物とか家具とか、もちろん衣服もですけど、見てるだけで和みます。使われやすいテーマではありますけどね。