スカイクロラ観てきました

スカイクロラ
映画の衝撃が強すぎたらしく、見終わって、家に着いて、その後2時間くらい悶々としてました。自分なりに映画を受け止めようと色々考えてたんですが、結局気持ちの整理はつかなくて。考えるのを諦めたら、お腹が空いてることに気がついたので、3時過ぎてましたけど、お昼を食べました。
戦闘全部CGは気になってたんですが、思った以上に良かった。もし作画だったら、あそこまで迫力は出なかったんじゃないか、と思い直すほど。もちろん戦闘以外のシーンでの作画も見所たっぷり、というか全部見所です。
原画陣はまさにオールスター状態。アクションより日常描写のカットが多くて、見せ場という見せ場は少ないんですけど、でもそれは、何気ないカットまで最高水準で仕上げたいという、監督のこだわりといえます。
戦闘シーンは雲も全部CGっぽかったんですが、地上から見た空は普通に水彩の背景素材っぽくて、そのギャップに多少違和感。一緒に行った友人は、ジブリみたい、とか言ってました。
前半はあんまり押井っぽくないなあと思ってたら、後半、基地移動くらいから、もっと正確にいうと水素の長回し付近から、強烈に押井臭がしてきて、それと同時に森臭も強さを増していって、その後はもう、推して知るべし。スカイクロラの映画化が決まった瞬間に夢見た、夢の競演そのものでした。
思わずうるっときた場面は4ヵ所。2度目の戦闘シーンであまりの迫力にじーんとして、あと水素の長回しで感慨に浸り、んでエンドロールの「原作 森博嗣」と「監督 押井守」でぐっと涙を堪えました。
そういえば、スタッフロールの途中で帰り出すお客さんが1人もいなかったのには驚きました。みんな真面目な人だったのか、映画が持つ力がそうさせるのか、それともみんなぽかーんとしてたのか。推して知るべし。


せっかく映画館に行ったので、シェイミもついでに貰ってきました。
外で蝉がもう鳴いてる。日本人には風流な蝉の声も、海外の方には騒音にしか聞こえないらしいです。そういえば、ヒグラシの鳴く声って生で聞いたことあったっけ・・・。